「保護されている」PDFの多くが、実はそうではない理由
パスポートのスキャン、署名済みの契約書、給与明細を、何の保護もかけないPDFのまま、メールやメッセージアプリ、フォームの添付ファイルとして共有してしまう人は、驚くほど多くいます。メールアカウントやメッセージの履歴が侵害されれば、それらの文書はすべて流出してしまいます。
無料のオンラインツールで開くためのパスワードを設定しただけで「保護した」つもりになっているケースもあります。何もしないよりはましですが、パスワードが弱いことが多く、暗号化も古い40ビット方式であることがあり、しかもツール自体がファイルを長く保持し続けるため、それ自体がリスクになります。
本物のPDFセキュリティとは、強力な暗号化(AES-256)、強力なパスワード、そして必要に応じて、開く権限と編集・印刷の権限を切り分けることを意味します。それは端末上で行われるべきです。機密文書をウェブツールにアップロードした瞬間、プライバシーの戦いはすでに負けているからです。
脅威モデルに見合ったセキュリティ機能
パスワード保護
文書を開くためのパスワードを設定できます。パスワードがなければPDFを閲覧できません。
AES-256暗号化
エンタープライズシステムでも採用されている、強力な最新の暗号化方式です。
コピーと印刷の制限
閲覧は許可しつつ、テキストのコピー、印刷、ページの抽出はブロックできます。
黒塗り(レダクション)
共有する前に、名前や口座番号、署名を完全に黒塗りにできます。
透かし
「社外秘」など、受信者ごとの透かしを追加し、転送を抑止できます。
パスワード共有のヒント
文書とは別の経路でパスワードを共有するための、アプリ内蔵のガイダンスです。
PDFを保護する方法
- 1
PDFを開く
「ファイル」や各種クラウドドライブから、文書をPDF Editorに追加してください。
- 2
「保護」をタップ
文書ツールのメニューにあります。必要な保護レベルを選んでください。
- 3
パスワードを設定
強力なパスワードを使用してください — 12文字以上で、英字・数字・記号を組み合わせるのが理想です。
- 4
(任意)制限を選択
印刷、コピー、編集を許可またはブロックできます。共有はするが閲覧専用にしたい文書に便利です。
- 5
保護済みのコピーを保存
新しいファイルとして保存すれば、パスワードを忘れた場合でも元のファイルにアクセスできます。
よくある質問
- 最新の標準であるAES-256を使用しています。古い40ビットや128ビットのRC4暗号化は、簡単に解読されてしまうため避けてください。
- バックドアはありません。強力な暗号化とは、パスワードがなければ文書を復元できないということです。パスワードはパスワードマネージャーに保管してください。
- 文書そのものとは別の経路を使ってください。PDFをメールで送った場合はパスワードをメッセージアプリで伝える、あるいはパスワードマネージャーの安全な共有機能を使うといった方法があります。
- はい。適切な黒塗りは、見た目を覆い隠すだけでなく、元となるテキスト自体を削除します。黒塗り済みのPDFからコピー&ペーストしても、元の内容が現れることはありません。
- はい。両者は独立した機能で、一緒に適用できます。